【据置形マッサージ器】とは?
据置形マッサージ器は、昭和25年頃に、マッサージ師の手の代わりに、マッサージ効果を得ようと開発されたのが始まりであり、座って各種のマッサージをすることで、疲労回復や血行促進、筋肉の疲れやこりをとり、神経痛、筋肉痛の痛みの緩解をするための家庭用医療機器である。
椅子背面内部に自動的に稼動し施療するモミ玉等が設置されており、首から腰にかけて各種のマッサージ(揉む、叩く、こねる、さするなど)をする。また、エアーバックにより、足、脚、尻、腕、手などもマッサージができ、全身の施療ができる製品もある。
ほとんどの椅子式の製品は、電動で稼働するリクライニング機能なども付いており、最新型では、マッサージ師の手もみ感を目指し、「揉む、叩く、こねる」といったプロの手技を科学(計測・定量化)しシミュレーションされている。また、マッサージができる範囲も拡大しており、使う人それぞれの好みの部位を施療できるように体型にあわせて、刺激の位置や強さを自動的に調整する機器も登場している。
こうした機能は、リモートコントローラからお好みに合わせて調整できるほか、複数の動作を組み合わせた自動コースも用意されており、簡単な操作で多彩なマッサージができる。
最近では、従来の重厚なイメージであったマッサージ機器も、コンパクトでインテリア性を重視したものも登場している。
効能効果は、「あんま・マッサージの代用」である。
【手持形マッサージ器】とは?
家庭用マッサージ器は、身体のこりがある部位や筋肉組織を刺激・マッサージするもので、圧迫機能、もみ機能、たたき機能、振動機能、揺動機能及び施療部移動機能等を備え、機器によっては、これらの機能が一つだけのものや、複数の機能を合わせ持つものがある。
手持形のマッサージ器とは、通常使用時に手で保持して利用する機器として分類され、主に家庭用電気マッサージ器に分類される医療機器であり、もみ機能、たたき機能又は振動機能を備えたものがある。
また、手持形機器では皮膚を針先でたたいて皮膚に刺激を与えマッサージを行う「針付きバイブレータ」と分類される医療機器もある。針付きバイブレータの針先は、丸く加工されているため皮膚を傷つけることがなく、安全にできており、針先の微振動が心地よく皮膚を刺激する。
これらの機器の使用目的、効能又は効果は、「あんま、マッサージの代用」であり、疲労回復や血行促進、筋肉の疲れやこりをとり、神経痛・筋肉痛の痛みの緩解をすることができる。
手持形機器は、手で保持して様々なこりがある部位や筋肉に対して使用することから、軽量化や持ちやすくする等、簡単に、安心して使用できる製品が開発・販売されている。
普及率も年々向上し、より多くの方々にご使用いただき、健康維持、病気予防に役立てていただきたい。
【家庭用エアマッサージ器】とは?
家庭用エアマッサージ器は、エアポンプにより送り出された空気をエアバッグに送り込み、空気圧で圧迫と解放を繰り返し与えてマッサージを行い、疲労回復や血行促進、筋肉の疲れやこりをとり、神経痛、筋肉痛の痛みの緩解をするための、家庭用医療機器である。
マッサージの技法には、軽擦(けいさつ)法,強擦(きょうさつ)法,揉捏(じゅうねつ)法,叩打(こうだ)法,振(しん)せん法,圧迫法,運動法などがあり、マッサージ師の手に代わって機器によりマッサージ効果を得ようと開発されたのがマッサージ器のはじまりである。昭和25年頃に据置形の椅子式マッサージ器が登場し、昭和50年代後半にエアポンプを利用したエアマッサージ器が開発された。最近では、マッサージ師の手もみ感を目指し、「揉む」「捏(こ)ねる」といったプロの手技を科学(計測・定量化)した製品が登場している。
エアマッサージ器には、エアバッグを据置形マッサージ器に組み込んだ椅子式のものや、エアバッグを体に装着する装着形などがある。装着形は、エアバッグをいくつも組み合わせたものがあり、各エアバッグを交互に圧迫解放をさせるなど、数種類のマッサージモードを持つものもあり、据置形マッサージ器と並んで多くのファンを持つようになっており、一般家庭から、医療機関まで広く使用されている。
効能効果は、「あんま、マッサージの代用」である。
【可搬形マッサージ器】とは?
可搬形家庭用マッサージ器は、身体の筋肉組織を刺激・マッサージするもので、疲労回復や血行促進、筋肉の疲れやこりをとり、神経痛、筋肉痛の痛みを緩解することを目的とした家庭用医療機器である。
機能としては、圧迫機能、もみ機能、たたき機能、振動機能、揺動機能及び施療部移動機能等があり、機器によっては、これらの機能がひとつだけのものや、複数の機能を合わせ持つものがあり、マッサージ師の手技を機械的に再現している。また、可搬形マッサージ器には、低周波治療器や、温熱治療器などを組み合わせたものもあり、多種多様な機能を取り入れている。
家庭用マッサージ器を、形態で分けた可搬形機器とは、利用する場所に使用者が機器を移動させて使用する機器、又は重量が18Kg未満の機器のことをいう。
熟練したマッサージ師に毎日マッサージを受けられる方はまれであり、そんな時に役立つのが、これら家庭用マッサージ器である。ご家庭で手軽に多様なマッサージを楽しめ、心身をリフレッシュすることができる。その中でも可搬形機器は比較的小形計量で、持ち運びもでき、使用の際や収納に比較的場所をとらない。
また、リモートコントローラにより、好みに合わせて調節できる機能を備えた機種もあり、目的やお好みに応じた機器を選んでご使用いただける。
効能効果は「あんま、マッサージの代用」である。